子犬は生後3~4週間になる頃から徐々に離乳を始めて行き、8週ぐらいまでに完全な離乳が目安とされています。
離乳後から成犬になるまでの期間は、小型犬〜中型犬は12ヶ月、大型犬は18〜24ヶ月で、この期間は最も成長率が大きくなる成長期。
いわゆる子犬期ですね。
家庭に新しい子犬を迎える時期もだいたい生後3ヶ月ぐらいが多いのではないでしょうか。
今日は犬のライフステージの中で一番大切な成長期の食事についてお伝えしたいと思います。
子犬の時期の栄養管理
子犬期と呼ばれる成長期は、離乳後から成犬になるまでの期間ですが、小型犬〜中型犬は約12ヶ月、大型犬や超大型犬は約18~24ヶ月要すると言われています。
この時期は犬の一生で最も成長率が大きく急激に成長するため、体内の組織や筋肉、骨の成長に必要なタンパク質・脂質・カルシウム・リンの要求量が高くなります。
なので毎日の食事の内容がとても大切。
また、与え方も重要で少量を頻回食で与えることで消化不良による消化器トラブルを防いでくれます。
子犬用フードのパッケージにはしっかり目安の回数が明記されていますが、参考までに
4~5ヶ月まで→3~4回
6ヶ月以降は→2~3回
1日量を等間隔の食間で与えましょう。
そうすることで消化吸収のサポートになります。
そして成長に欠かせない睡眠も大切。人間だって寝る子は育つといいますよね。
ワンチャンだってこの時期の睡眠は体の成長にとても重要です。
充分に睡眠が取れる生活リズムを心がけてあげてください。
子犬用フードの特徴
成長期用(子犬用)フードは、そのほかのライフステージよりも高タンパク、高脂肪でカルシウムやリンの添加量が高い栄養組成で作られています。
同じ子犬用フードでも超大型犬種は成長期間が長いためエネルギーや栄養の過剰で急激に成長し、体重が増加すると骨の形成異常を生じることがあるため、大型犬の成長期用フードは小型犬用と比較して、カロリー・タンパク質・脂質・カルシウムやリンの値が低いのが特徴です。
そして、子犬用のフードは総じて未熟な消化器官をサポートするために消化しやすく作られているのも特徴。
成長期のおやつについて
食事以外におやつを与えることってあると思うんですが、この時期のおやつはちょっと注意が必要です。
と言うのは、与える量やタイミングによっては偏食などの原因になることも。
この時期大切なのは食事からの充分な栄養ですので、与えたい場合は風味や食感の異なる子犬用フードか例えばフリーズドライのようなぎゅっと栄養が閉じ込められてるフードを少量与えるか、茹でたお野菜などおすすめです。
まとめ
犬の一生における段階はそれぞれの栄養要求の違いにより、授乳期→成長期(子犬)→維持期(成犬)→高齢期(シニア)となります
現在市販されているドッグフードメーカーには、この成長段階に応じた内容のフードを作っているメーカーもありますが、オールステージ対応のフードも多いですよね。
できれば子犬の成長に最も大切なこの時期はしっかり必要な栄養が摂取できる子犬用フードがベストです。
犬もこの時期どんな内容の食事を食べたかでその後の成犬期→シニアに続く健康状態が変わってくるかもしれません。
次回は子犬用フードを扱っているオススメなドッグフードをご紹介しますね。